One summer can change everything

半パンにもうよれよれになってしまったStranger Things(1stシーズン)のTシャツを引っ掛けて、ポケットに文庫本と煙草、スマホだけ入れて手ぶらで歩いて飲み屋に向かう。

 

飲み屋の選定の基準は厳しい。まず座れること(立って飲むのしんどすぎないですか?)、席で煙草吸えること(東京はもうかなり厳しいみたいですね)、焼酎のボトルキープができること(これあるとマジ助かる)、そして店主・店員がペチャクチャ喋りかけてこねえこと。他の接客とか味とかどうでもええのよ(そりゃまあ色んな物が食べられる店ならなお好ましいが)。驚くほど少ないね。基準をすべて満たす店って。ひとりで飲みに行くってことは、自分と向き合いたいんですよねぼくは。普通に本読みながらぽろぽろ泣いたりもしたいし。

 

店主が分別つく人でも客が話しかけてきたりするからそこもまた難しい。「ストレンジャーシングス好きなんですか?エピソード2始まりましたよね」とか「ストレンジャーシングス好きなんですか?エピソード3始まりましたよね」とか「ストレンジャーシングスシングス好きなんですか?エピソード4始まりましたよね」とか毎年のように話しかけられる。絶対女性ですそう言う声かけかたしてくるのは。日本が法治国家で良かったね。法による罰を、それに伴う社会的な制裁を意識しているから、おれはあなたの顔面を殴らない。あとぼくは人を傷つけるのが嫌だから人を殴らない。運が良かったね、お前ついてるよ。てやさしく語りかけながら肩叩きたくなる

 

煙草はいつもガラムスーリヤマイルドてのを吸っているんですが、出先とかましてや旅先では中々売ってるところを見つけるのが難しいから残りの本数が少なくなってきたらかなりソワソワする(家から一番近いコンビニにガラム全種類取り扱いがあるのです!)。生粋のガラマーだから、常にリロード用に複数買いして鞄の中に入れておけばいいのでしょうが、なんかそれだせえなとか意味不明、解説不能な美意識(自意識)があって常にソワソワしてる。だからなのか、ガラム売ってる煙草屋の近くにある飲み屋に自然と通ってしまう。

 

とにかく手ぶらが好きだった10代の頃から。文庫本、携帯、煙草、あとはマネークリップに挟んだ札さえあれば本当にこんなにも頼もしいことはない。そのまま酔い潰れてホテルで寝たり、常に身軽でいたい。自由が好きなんだ。孤独が好きと言うわけではない。それがノーマルてなだけで。でも話通じない人(1万人いたら9995人ぐらい話ひとつも通じないですよね?)と一緒に飲むぐらいならひとりで自分と向き合いながら飲む方がいいなって気付きました。それがここ2、3年かもしれませんね。

 

ぼくはもう誰のことも傷付けたくない。でもそんなことは無理だ。自分で自分の腹を裂くか、山に篭って方丈の庵を編んで自給自足の暮らしをするかしかない。いまぼくは小豆島かどっかに空家買ってそこで誰とも接しないで死ぬまで暮らそうかと本気で考えています。AmazonNetflixあったら結構可能でしょ。